- トップアスリート育成事業2025
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期日 令和8年2月7日(土)~8日(日) 会場 グランドプリンスホテル広島
「トップアスリート育成事業 2025」が開催されました
広島県が国スポ総合常時8位入賞を達成するため、ジュニア選手を対象に、国スポ候補選手としての自覚を養うとともに、スポーツ医・科学等の各種研修を通して競技力の向上を図ることを目指し、トップアスリート育成事業2025を開催しました。2月7日(土)・8日(日)の1泊2日の日程でグランドプリンスホテル広島を会場に、各競技団体から推薦された11競技52名のジュニア(中・高校生)選手が参加しました。
【第1日目】2月7日(土)
特別講演「がんばれ!広島のジュニア選手たち」

講師:河田 悠希 氏 株式会社エディオン
東京2020 オリンピック アーチェリー男子団体銅メダリスト
広島県立佐伯高等学校出身で、高校在籍中に出場されたアーチェリー全日本選手権では、最年少優勝を果たし、東京オリンピック2020銅メダリストの河田悠希選手から、目標設定の大切さについてお話しいただきました。
「夢と目標」の違いについて、最終目標を達成するためにも、短期目標・中期目標・長期目標を設定し、短期・中期は時に修正しながら、長期目標を達成していくプロセスを紹介いただきました。ジュニア選手たちがそれぞれ自分の短期・中期・長期目標を設定し、何人かの選手たちがみんなの前で発表する時間もありました。全国大会への出場を目標に掲げている戦瀬友が多く、そのためには、「いつまでに」「何を」しなければならないのか、改めて考えることで、自分の目標をよりリアルに感じ、その分課題へもより一層取り組んでいこうと思えた機会だったのではないかとい思います。
また、河田選手がオリンピックに出場された時のお話もしてくださり、オリンピアンの実体験を聞ける貴重な機会にジュニア選手たちもたくさんメモを取りながら、一生懸命聞いていました。
講演終了後には、河田選手に質問をしたいジュニア選手たちが列を作り、河田選手でも緊張をすることがあるか、どうやって緊張をほぐしているかなど、トップアスリートから直接お話を聞ける貴重な機会を生かし、トップアスリートから少しでも知識を吸収しようとするジュニア選手たちの姿が印象的でした。
最後に、日頃から感謝の気持ちを忘れずに、沢山の方から応援される選手を目指してほしいと河田選手から激励の言葉をいただきました。
研修Ⅰ「戦うメンタル」

講師:田村 進 氏 広島県スポーツ協会スポーツ医・科学委員会委員
競技力の発揮・向上のための実力を発揮できる心理状態、実力を発揮できる心理状態をつくる方法、自信の付け方についてお話しいただきました。
「自信」「不安」「緊張」「集中力」「やる気」の5つの項目全てが適度な状態の時に最も実力を発揮することができること、適度な状態は一人一人違うため、自分が実力を発揮できる適度な状態を知ることの大切さについてお話しいただきました。
適度な心理状態をつくるために、まずは自分のベストパファーマンスの状態を分析する必要があり、5つの項目を感じすぎている「上がりの状態」か、感じていない「下がりの状態」かを分析して、上がりであればリラクゼーションの対応を、下がりであればサイキング・アップの対応をします。リラクゼーションやサイキング・アップの一例として、溜めて・吐く腹式呼吸や、声出しや体をたたくスマイルアップ法などの紹介があり、選手のみんなで実践する時間もありました。
また、良い結果が残せた等のポジティブな現象が起こると自信が付くことが多いため、まずは自分にとってのポジティブなこと、いわゆる目標の設定が大切であることを学びました。何をどの程度いつまでにどのようにして達成するのかの目標を設定し、達成することを繰り返すことで自信が付いていきます。目標設定の際には、期間ごと、内容ごとで具体的な目標を立てることを意識し、目標の設定基準は、自分が50%で達成できる目標を意識することが必要だと教えてもらいました。また、目標に対してフィードバックをするとしないとでは成果に大きな差が出るため、きちんとフィードバックをすることの大切さを学ぶことができたので、選手たちには是非実践してほしいです。
研修Ⅱ「ジュニアアスリートの食生活」

講師:下岡 里英 氏 広島女学院大学 教授 / 中藪 宏美 氏 広島文教大学 准教授
アスリートとして活躍するためには、しっかりとした身体づくりが不可欠です。身体づくりに必要な栄養、特に、筋肉量を維持・増加するために必要なたんぱく質・炭水化物・ミネラル・ビタミンについて解説していただきました。
夕食・朝食は、用意された料理を自分で選び、適切な分量を量って食べることで、アスリートにとって必要な食事量や栄養バランス(摂取目標と実際の摂取量)の意識づけをします。
また、家庭でのサポートが重要となることから、希望する保護者も参加して、一緒に学びました。
夕食
朝食
【第2日目】2月8日(日)
研修Ⅲ「ジュニアアスリートのためのフィジカルコンディショニング」

講師:竹原 亮紀 氏
株式会社クリエクト代表取締役
自分の身体を思ったように操作し、様々な運動を巧みにこなす運動スキルを向上させるためのコア・トレーニングについて、座学と実技の研修を実施しました。まずは、自分の身体の状態を学びます。自分でも知らなかった身体のゆがみや癖に選手たちは少しショックを受けながら、講師から学ぶトレーニングを少し実践しただけで、身体のゆがみや癖が解消され、体幹が強化されることを実感した選手たちは「すごい!」「え~!」などと驚きの声を口々に発していました。途中にはかなり息が弾む運動もありましたが、競技に必要な技能(スポーツスキル)は、運動スキルの上に成り立つことを学び、運動スキルを高めるためのコア・トレーニングを一生懸命実践していました。
家でもできるトレーニングをたくさん教えていただいたので、継続してコア・トレーニングを実践して、国民スポーツ大会の広島県代表として活躍できる選手に成長することを期待しています。
研修Ⅳ「スポーツ医・科学相談」
スポーツ医・科学相談では、内科・整形外科・歯科・栄養・トレーニングの個別相談が実施されました。選手が抱えている悩みや疑問等について、各分野の専門の先生方に個別に直接相談できる貴重な機会であり、先生方も熱心にアドバイスしてくださいました。相談内容を今後の活動に活かして活躍されることを願っています。
- 内科】井上典子 医師
- 【内科】東條環樹 医師
- 【整形外科】日域淳一郎 医師
- 【整形外科】横矢晋 医師
- 【歯科】荒谷恭史 歯科医
- 【歯科】西野宏 歯科医
- 【栄養】下岡里英 先生
- 【栄養】中藪宏美 先生
- 【トレーナ】竹原亮紀トレーナー
アンケート結果・感想(回答者57名)
1「がんばれ!広島のジュニア選手たち」参考になった。(57名)
2 「戦うメンタル」参考になった。(56名)
3 「ジュニアアスリートの食生活」参考になった。(57名)
4 「ジュニアアスリートのためのフィジカルコンディショニング」参考になった。(56名)
5 「スポーツ医・科学相談」参考になった。(55名)
6 夕食・朝食・昼食時の「食事指導」参考になった。(56名)
7 参加者コメント
・アスリートとして食事のバランスにも気を付ける必要があることを学び、自分の行動全てにアスリートとしての意識を持ちたい。
・ストレッチや食事についての研修が特に参考になった。メンタルサポートでも自分の知りたかったことが知れて良かった。
・技術だけでなく、身体づくりの大切さを知ったので、生活習慣を見直したい。
・自分の出来・不出来が分かったので、今後意識すべきことを考え、アスリートとして成長したい。
・何事もゴール・目標・目的を持って実施することが大切だと分かった。
・国スポに出場したいという気持ちがさらに強まった。
・県内有数のアスリートたちと交流できて自分も頑張ろうという気持ちになった。 など
過去レポート一覧
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